松尾サロン
松尾倶楽部の会員情報サロンです。
会員の皆様、同窓生のみなさまから寄せられる寄稿や情報、ご活躍の様子などを掲載します。
また、【事務局への連絡】でお寄せいただいた質問、意見なども回答と合わせて掲載します。
松尾倶楽部の白井透代表幹事は関東同窓会の相談役を兼務しておりますが、会員の皆さんから寄せられた情報を
関東同窓会のホームページ内の
「会員の意見交換の広場」(http://Uedakant.sblo.jp)に
投稿・掲示しております。
この松尾サロンと併せ閲覧ください。
2017.03.01
2017.01.26 「トリトリの記」 龍野隆彦さん(60期)より
今年も宜しくお願いします。
上田は寒い日が2日続きました。−10℃を超えました。
軽井沢は−15℃位だったと思います。
酉年にちなみ「トリトリの記」なる短文を書いてみました。
御笑読頂ければ幸いです。
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トリトリの記
用意したものは 大きな風呂敷・五寸釘・封筒・少量の灰・長さ30センチ
直径1センチほどの木の棒・鳥かごに入った囮のコガラ・ポマードの空き瓶
に水と一緒に入れたトリモチ・マッチ。
時は今から60年以上遡る、小学校4~5年の頃であった。当時大人も子供も
小鳥を飼う事が流行っていた。鳥かごも自分で作った。各家には鳥籠を作るための竹ひごを作る道具もあった。
対象となる小鳥は、メジロ・コガラ・ヤマガラでいずれも姿・鳴き声を愛でた。中でもコガラは飼い易くツッピー ツッピー ツッピーと連続何回囀るかが競われた。
家の近くに小鳥を獲ってきて餌付をし、それを売ってサイドビジネスをしている人がいた。そこに子供たちは、買いに行ったのだ。1羽5円か10円か忘れたが、あまりよく囀らない小鳥は放鳥していた。それを譲ってもらったのだ。
当時、野鳥は沢山いた。だれもが野鳥を自由に捕獲出来た。初冬の頃、カラスを囮に雀をカスミ網で捕獲するプロが回って来たのを覚えている。どうして雀を獲るのにカラスが囮なのか、今でも不思議である。
子供達の間では、トリモチは小麦を噛んでいると出来ると思われていた。確かに噛んでいるとグルテンが残りチューインガムのようになるのだが、鳥が獲れるほど粘らなかった。そのうち2~3年年上の先輩が、上田の町でトリモチを扱っている店を見つけた。そして買ってきたトリモチを分けてくれた。
ある日、爺さんが「鳥を取りに行くか?」と言った。当然「行く」と返事をした。冒頭に挙げたリストは、その時用意したものだ。大きな風呂敷に囮の入った鳥かごを包み2~3キロ離れた山へ向かった。鳥かごを風呂敷で包んでいくのは、山に着く前に囮が余り囀り、疲れてしまわないためだと言う。
当時車などない。爺さんは杖を突き、俺は鳥かごをぶら下げて行った。
小さな山に着いた。今で言う里山だ。当時里山は大切にされていた。薪を獲ったり、木材を売ったり、松茸も採れたからだ。直径40センチ位の松の木を選んだ。背の高さ位に五寸釘を打ち、そこに風呂敷から出した囮の鳥かごを掛けた。久しぶりに山に来た囮のコガラは、盛んに囀る。
ポマードの空き瓶の中に水と一緒に入れたトリモチを取り出す。用意していった30センチ位の棒にトリモチをらせん状に巻き付け、マッチであぶる。トリモチは信じられないくらいベトベトになるのだ。この棒を鳥かごの外側に、鳥かごから突き出た枝の様に固定する。準備は成った。
あとは少し離れて、囮の鳴き声につられて、野鳥の群れが来るのを待つのみで有る。ほんとに爺さんのいう様にそんなに簡単に獲れるものなのか?
そんな事は杞憂であった。5分くらいでコガラの群れが来た。囮を仕掛けた松の木に来た。・・・突然ぱらぱらと一羽のコガラが囮の鳥籠に舞い降りた。
そして鳥かごから突き出したトリモチを巻き付けた棒に留まった!
留まった足にトリモチがついたのだろう。慌てて羽ばたいた。その羽にトリモチがくっつき動けなくなった。無我夢中で鳥かごに駆け寄る。そっとコガラを掴む。こっちも興奮しているが、小鳥はもっと興奮しているだろう。
手にコガラの鼓動が伝わる。信じられない位ドクドクと・・・。
そっとトリモチを巻き付けた棒からコガラをはがす。コガラは小さいので片手の中にすっぽり入ってしまう。何とか落ち着いて、用意していった灰をポケットから取り出し、羽に残ったトリモチに灰をつける。つけた灰をこするとトリモチはぽろぽろと取れるのだ。
トリモチを落としたコガラは、用意していった封筒に頭から入れる。鳥かごなどに入れるとパニックになり弱ってしまうのだ。封筒に入れられたコガラは、狭い空間と視界を奪われ信じられない位おとなしい。
トリモチを巻き付けた棒から、べたべたするトリモチを手に水をつけながら
そぎ落とす。そのトリモチは持って行った時と同様、空き瓶の水の中に保管する。
一匹獲れば充分だ。囮の入った鳥かごを松の木から外し、風呂敷に包む。
打ち付けた五寸釘を抜いて意気揚々と引き揚げた。家に帰ると用意しておいた鳥かごにそっと封筒からコガラを移す。この鳥かごは静かな部屋に置く。
出来るだけ驚かさないように。
これからが一番大変な餌ずけだ。餌はすり餌と言い、きな粉にクルミなどを
混ぜたものだ。これを食べるようになると数年は飼う事が出来る。サイドビジネスをしていた小父さんも、この餌ずけのノウハウは教えてくれない。爺さんもそこまではしらなった。残念ながら獲ってきたコガラは・・・。
それから暫くして、野鳥の捕獲は禁じられた。
2017.01.14 墨画になった上田高校 松井由美さん(62期)から寄せられました。
2016.12.29 信濃毎日新聞コラム『郷土の誇り 山極博士』
映画『山極勝三郎物語』誕生秘話、博士の創設した上田郷友会、博士の顕彰活動までまとめられています。新聞の切り抜きがアチラコチラを回って手に入ったのでちょっとよれよれですが、記事はあふれる郷土愛でピカピカです。映画を見た方も見てない方もぜひ御覧ください。
記事の最初の写真の左隅で横顔が半分出ているのが映画プロデューサーの永井さん(62期)、その次の白髪のちょっと薄いのが上田郷友会上田部会長の島田さん(62期)、共に松尾倶楽部会員でもあります。
2016.12.27 NHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ音楽がCDに
赤池 三男さん(58期)より寄せられました。
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大河ドラマ「真田丸」が終わりました。
全国の人が上田を知ってくれました。
上田人にとっては特別な思いの1年間でした。
そして、ドラマの冒頭のテーマ音楽は感銘深いものがありました。
NHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ音楽がCDとなって店頭で販売されています。
作曲:服部隆之、下野竜也指揮NHK交響楽団
メーンテーマ ヴァイオリン三浦文彰、真田丸紀行ピアノ辻井伸行
メーンテーマのほかに、多くの関連曲が収録されています。
オリジナル・サウンドトラック版 3000円+消費税
私は上田市小枝時計店で買いました。 赤池 三男
2016.12.27 ― 真田丸・講演会のお知らせー お申込み期限:12月末日まで
平林正明さん(64期…国分寺三田会 幹事長)より寄せられました。
真田丸・講演会のお知らせ
国分寺三田会(慶應義塾大学の地域OB・OG会)の平林(64期です。
NHK大河ドラマの「眞田丸」が最期の盛り上がりをみせておりますが、此度、当会の分科会「歴史をひもとく会」主催により眞田第14代当主の眞田幸俊氏をお迎えして下記の通り講演会を開催することになりました。
タイムリーな講演会ですので是非多くの皆さまにお聴きしていただきたくご案内をさせていただきます。
特に関東在住の上田高校同窓の皆さまは、眞田丸への思い入れも強いと思いますので、皆さまに配信していただきたくお願いいたします。
記
1.日時:2017年2月4日(土)(開場14:30、開演15:00)
2.講師:眞田幸俊氏(慶應義塾大学理工学部教授)
3.演題:真田家を語る
4.会場:国分寺市本多公民館2階ホール(大ホール)
JR中央線「国分寺駅」北口より通り直進8分
5.会費:500円
6.受付:先着200名まで
7.申込み先:平林正明宛(64期)
メール:m.hirabayashi@tbz.t-com.ne.jp
携帯:080-4377-2057
8.申込み期限:12月末日まで(参加人数を把握するため)
詳細につきましては添付案内を参照願います。
多くの皆さまのご参加を期待しております。
2016.12.01 同窓生の新刊 紹介 寄稿者 野村 一様(64期)
「続・サイエンス小話」中西 載慶さん(64期 東京農大名誉教授)
—食物を起点に微生物学から醸造学そして
バイオテクノロジーまでわかりやすく生活に役立つお話—
同期で醸造学の権威、中西載慶(ことよし)東京農大名誉教授の
新刊「続・サイエンス小話」が発刊されました。 野村一(64期)
・・・中西載慶(64期)著「続・サイエンス小話」紹介文…
同期で醸造学の権威、中西載慶(なかにしことよし)東京農大名誉教授の新刊
「続・サイエンス小話」が発刊されました。
中西君は教壇と研究室では後輩の指導に励むかたわら、市民講座や文化教室で
専門知識を持たない市民を対象に、食物を起点に微生物学から醸造学そして
バイオテクノロジーまでわかりやすく生活に役立つお話をされています。
その食の歴史、文化に関する深い学識と軽妙で機智にとんだ語り口は、多くの
聴講者から好評を博しております。
本書の中身はといいますと、相関関係がないと思われる「鰹節と貴腐ワイン」
この小話では食材から製品化までの歴史を薀蓄を込めて語り、その共通点としての
カビの役割に至る科学的背景など、主食、食材、お酒、発酵食品、味にまつわる
小話をすべて4ページに収めどこからでも読める40話ほどで構成されています。
私たちが日々接する食を科学の眼鏡を通して歴史と文化を語る人間賛歌とも
いうべき佳作です。
アマゾンでは売り切れで楽天ブックスではまだ在庫があるようです。
http://books.rakuten.co.jp/rb/14540367/
科学と歴史文化を統合した上田高校卒業生、その知の結晶として本書の
ご一読をお勧めいたします。
*本書の前編「サイエンス小話」は2011年刊行されています。
2016.12.06 山国育ちで海好きな同窓生博物館長
横須賀の観音崎自然博物館館長 河野えり子さん(旧姓竹内・78期、東御市出身) の紹介記事
〜 ボランティアから博物館長へ 海が好きな人は博物館にきてね!〜
が『週刊新かながわ』に掲載されました。 寄稿者 沓掛文哉さん(54期)
今日は当方から同窓生の情報をお知らせします。
週刊新かながわの娘の書いている音楽評(いつもは映画評と料理レシピ)を読んでいましたら、
隣に河野えり子さん(旧姓竹内・78期)の記事を発見しました。
河野さんのことは、寺島知恵子さん(58期)から同窓会の折に聞いておりましたので、同期の鎌倉散策会で何回か博物館をお訪ねしたことがあります。 沓掛 文哉
2016.11.25
−夫婦別姓を合憲とした最高裁大法廷判決で反対意見を述べた最高裁元判事に聞く−
山浦 善樹さん(63期 弁護士)の記事が朝日新聞(2016.11.24付全国版会面)に掲載
山極 真咲さん(63期)、石井 則男さん(64期)のお二人より寄せられました。
2016.11.22
『楽しみ学ぶ漢字ゲーム』朝日新聞「はぐくむ」欄2016.11.19掲載 馬場 雄二さん(54期)
村上 武さん(54期)より寄せられました。
2016.09.18 「真田父子の高野山追放と幸村の九度山脱出」
上田高校関西同窓会にて9月3日に開催され講演会のテーマは、和歌山県の歴史にくわしい小山譽城(よしき)先生の「真田父子の高野山追放と幸村の九度山脱出」でした。
同窓会報の原稿とするため要約をまとめました。
このテーマは現在放映中の大河ドラマ「真田丸」とちょうど内容が重なりますので、関西同窓会のメンバーにもメール配信しましたが、上田高校OBの皆様にも読んでいただければと思います。
なお、当日の総会で私は3期9年間務めた関西同窓会長を退任し、68期 の竹内俊隆さんが新会長に就任しました。私は顧問になり、同窓会報の編集などを担当いたします。 石沢誠司さん(60期)寄稿
2016.08.04
中沢裕さん(62期)がNHK「マイあさだより」で、小学校の八ヶ岳登山にはじまり信州の山々を登った自身の経験、そして最近の霧ヶ峰のニッコウキスゲの見事さを話してくれました。
8月11日は山の日ですが、信州では前からが山の日でした。
山の日にちなんで、先日「雪山賛歌とヨーデル」というコンサートが東御市の丸山晩霞記念館であり、その様子と全員で合唱した「雪山賛歌」の一部が流れました。
中沢さんの放送をお聞きになりたい方は下のほうにあるボタン【事務局への連絡は】ボタンを
押して、ご連絡ください。(過去の放送分も合わせてお聞きになれます)
2016.06.20
中沢裕さん(62期)NHK「マイあさだより」で東御市のオオルリシジミの保護活動をレポート
中沢さんの放送内容をお聞きになりたい方は下のほうにあるボタン【事務局への連絡は】ボタンを
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久保田紀彦さん(60期-8組)
4/1 「医療に過大な期待を抱かない」
4/8 「自然死を邪魔しない」
4/15 「人生を充実させるために」
中村さんの放送をお聞きになりたい方は下のほうにあるボタン【事務局への連絡は】ボタンを
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上田城千本桜 April 3, 2016
・・・舞台も満点、この勢いにあやかりたいものです。
*上田城千本桜祭り 4/6(水)〜17(日)
http://www.uedade.jp/travelguide/festival/uedajo-senbonzakura-matsuri
以前の松尾倶楽部ホームページの掲示板に掲載された会員の皆様からの投稿です。
懐かしい内容が盛りだくさんです。上のボタンを押してご覧ください。
これからは、会員の皆様からの自由な投稿は、松尾倶楽部Facebookに投稿してください。
このFacebookページは皆様が自分でFacebookをしていなくても、見ることも、投稿することも自由にできます。是非ご活用ください。また事務局のご連絡もお気軽に、お待ちしてます。