第7回から第9回の例会は、会場を一ツ橋の学士会館に移して催された。
第7回例会は76年10月7日、上国郷友会代表幹事の弁護士・滝沢勝人さん(現上国郷友会代表幹事・滝沢尚久さんの父君)をお招きして、「社会における法」と題する講演をして頂いた。
24名が参加した。
第8回例会( 77年3月4日)と第9同例会( 78年3月9日)と続けてお呼びしたのは、経済評論家の高島陽さんであった。
新年度を迎えるごとに、その年の景気の動向をお聴きしたのである。インフレ経済の舵取りをしていた福田赳夫内閣に、不況の波が押し寄せてきた時期でもあったので、会員がそれに対応していくには有孫な講演であった。
それぞれの例会の参加者は22名と25名であった。
第10回例会(78年11月1日)は会場を虎ノ門の霞山会館へ移した。
87年までここが例会場になった。
第10回の講師は丸山英人さん(36期・地域開発公団理事・元大阪国税局長)で、「当面の経済情勢」と題した講演を拝聴した。
急ピッチで迫る円高とインフレに早く対応せよ、と熱弁を振るわれた。講師が用意された豊富な資料は出席者を喜ばせた。
出席者は26名、会費は3千円であった。
丸山先輩が「講師謝礼」を辞退され、酒代としてお礼を差し上げた。
第11回例会は84年4月10日、
三度高島陽さんを招き「ビッグチェンジー大変な時代」という講演をお聴きした。
79年には、第2次オイルショツクや東京サミツトがあり、国際化が急がれる経済状況は日本だけでなく世界中を変える時代である、と強調された。
参加者は30名、会費は4千円であつた。