第9回工場見学会は参加者31名(現地参加2名)をバスに乗せて故郷上田へ。社名は知っていても何をしているかほとんど知らず向かった先はとんでもない世界的な超一流企業ばかりでした。
ミマキエンジニアリング
業務用インクジェットプリンタ国内シェア60%を誇る企業が東御市にあった。山手線ホームのあの大きな看板は100%同社製プリンタで印刷されている。発砲スチロールにキャラクタを印刷して切抜抜きまでするカッテングプロッタ、紙に印刷したパターンを布に転写する昇華型プリンタ等々を見、部品工場ではアルミ塊削り出しのピカピカツルツルの部品、清潔な床、整然と積まれた材料、規律正しい雰囲気から世界最先端の技術と製造に携わる矜持が感じられた。(見学お断りの工場だが、62期上田在住の島田さんの紹介による特別見学であった)
信州ハム
軽井沢ブランドで人気の信州ハム。平成2年に上田高校の近くから塩尻に移転。玄関脇の吸引機で体のチリを入念に取って入館。肉のカット、腸詰から箱詰まで見学。お土産コーナーでは真田丸にちなんだ特製長槍ベーコンが一番人気。ギフトセンタ長、ガイド役の総務課長のお二人とも上田卒業生でした。
日置電機
上田高校同窓会理事長の日置勇二氏のお出迎えで本社・工場へ。「上田の地から世界に輝く」オンンリーワン製品を作り続けて80年の研究開発型企業。電気計測器、基盤検査装置、データロガー等の多品種少量製品を一人で責任を持って組み立てるセル生産方式。達成感が生まれやる気が醸成される。天井灯を反射する床、隅々まで綺麗なこんな美しい工場は初めて。いたるところに飾られた63期故森仁志氏のリトグラフ、大きな窓は社員が植林から丹精込めた広葉樹の森、フォレストヒルの紅葉の眺めが一幅の絵画と美術館のよう。新設のイノベーションセンタは、100mフロアに柱のないオープンスペース。研究開発に行き詰まると塩田平の池を眺めクッキーをつまみ英気を養うレストコーナーも。「こんな会社で働きたかった、働きたい」との声があちこちから聞かれました。
青木村の大宝寺
国宝三重塔「見返りの塔」
近年、塔内部の壁画がみつかり復元されて境内の青木村郷土美術館で展示中。
マンズワイナリー小諸
ワインに適したブドウの産地は山梨から信州へ移り、ここ小諸はプレミアムワイン「ソラリスシリーズ」の産地。旅の疲れを癒してくれる無料試飲が嬉しい。途中立ち寄ったJA上田で買い込んだ信州の秋の味覚に上乗せしてワインを土産にする人も。日本庭園「万酸園(ばんすいえん)」は雨に濡れてしっとりと、楽しい旅を締めくくるにふさわしい訪問先でした。
旅行中のあれこれ
上段の写真 <左> <中> <右>
ミマキエンジニアリングの 青木村 マンズワイン小諸の
ショールームの案内お兄さん 大宝寺の 日本庭園 案内図
何を聞いても嫌がらず、丁寧 見返りの塔
な説明とマシンの実演操作を
してくれました
中段の写真 <左> <右>
マンズワイン小諸の 昼食のキノコ鍋
日本庭園 法被姿は今回の見学先の調整にお骨折り
いただいた島田基正氏(62期 上田在住)
下段の写真<左> <中> <右>
夜の宴会風景 お世話になった別所温泉上松屋 中松屋プレゼント
(倉沢裕氏69期の実家) 集合写真入りカレンダー
帰りのバスの中では信州には秀でた企業がまだまだ沢山あるという話題で持ちきりでした。来年の見学旅行も上田方面かな?